筋トレをしてみたいという女性は多いでしょう。
しかし、女性が筋トレをすると太くなる・ムキムキになる・ゴツくなると主張する人もいるみたいで、それが怖くてジムに行けない人もいるようですね。
今回は女性が筋トレして太く、ムキムキになるのかという点について述べていきますね!
サマリー
女性が筋トレすると太くなる?ムキムキでゴツくなるって本当なの?
女性が筋トレしてゴツくなるのは難しい。
女性が筋トレするとムキムキになって太く、ゴツくなってしまう。
だから怖くてジムに行ってトレーニングが出来ない…!
なんて思っている方はいませんか?
結論的に言うと、普通の体質の女性がどれだけ頑張って筋トレをしても太くゴツい体になるのは中々難しいでしょう。
それは女性としての身体的特徴を持って生まれているからです。
(下記は中井りんさんという筋肉が発達した女性格闘家ですが、彼女のような例は非常に少ないと理解して下さい)
私はキックボクシングルールの試合は初めてで勉強になりました
パンチキックの練習は昔からしていたけれどキックボクシングも何でも専門的になると高度で私もまだまだ未熟で伸びしろが沢山あると分かりました
貴方は美人でルックスも最高で性格も良くて格闘技も強く非の打ち所がない程です#鈴木万李弥 pic.twitter.com/R0GeVWuHc0— Rin Nakai 中井りん (@RinNakai2) October 19, 2021
女性は男性と比較して、筋肉を増加させるテストステロン(男性ホルモン)が少なく、男性の15~20分の1と言われています。
テストステロンは筋肉を発達させるのに非常に重要な役割を果たしていまして、その分泌量が少ないという事は筋肉を大きくする事が難しい。
つまり女性はホルモンの関係で筋肥大が難しく、男性と同じようにゴツくなるのはかなりハードルが高いんですね。
この他にも一般的には女性は男性より身長が低く、骨格が小さい傾向がありますから、体に付ける事が出来る筋肉量も少ないです。
またジェンダー論になってしまいますが、もし女性の運動経験・運動量が男性より少ないとすれば、女性は筋肉が付きにくいですよね。
こういった理由から女性は筋トレをしても、男性と同じようにゴツくなるのも体が太くなるのも難しいのです。
そういう意味では「ゴツくなりたくない」と思って筋トレが出来ない女性は安心してトレーニングをしてもらって大丈夫ですよ!
もちろん女性も筋肉はつくが…
といっても勿論、女性も筋トレをして筋肉を付ける事は可能です。
前章で言ったのは「男性と比べて女性は筋トレをしてもムキムキとゴツくなるのは難しい」という事であり、筋肉を付ける事が不可能という事ではありません。
女性も男性も筋肉や筋繊維自体は同じ性質です。
また、女性はテストステロンの分泌量が男性より少ないですが、IGF-1という成長因子と成長ホルモンがテストステロンの不足を補ってくれている部分もあるのです。
ただし、女性も筋肉を付ける事は可能でテストステロンの代わりの物質があるとは言え、男性と全く同じに筋肉を付ける事が出来るとは考えない方が良いです。
そもそも男性もゴリマッチョになるにはハードな筋トレと厳しい食事管理を年単位で続けてやっと届くくらいなのです。
個人差もありますが、女性が男性並みに筋肉を付けてゴリマッチョになるのはかなり難しいと考えて下さい。
まあ、多くの女性はゴリマッチョになって太くなってムキムキになる事を希望はしていないと思います。
なので安心して筋トレをしましょう!
ちなみに、もし女性の方で筋トレをしてムキムキになりたいのであれば、流石に自宅でトレーニングして到達できるものではないので、ジムで専門のトレーナーに相談する事を推奨します。
逆にどうすれば女性が筋トレで太くゴツくなれるの?
女性が筋トレでゴツく、ムキムキになるのは難しいと前章では述べました。
一方でそれも不可能ではないとも述べました。
なので、一応ここでは女性が筋トレをしてゴツくなる道筋について話しておきます。
(ゴツくなりたくない方は反面教師として「これをやらなければマッチョにならないんだ!」と理解して活かしてください)
女性が筋トレで太く、ゴツくなる為には専門のパーソナルトレーナーと相談して長期的に目指すべきです。
細かい部分はトレーナーと相談しましょう。
ただし、筋トレ界の常識で考えると
- 筋肥大に特化した筋トレを部位をローテーションしながら行い、週6日はジムに行き全身を鍛える。
- トレーニング時は毎回限界まで追い込む気概が必要。
- 徹底的に管理された栄養を摂取する。(好きなものは食べられないと思っておく方が無難)
- プロテインやサプリメントは一般的な感覚とは一線を画すレベルで飲み続ける。
- 数か月でマッチョにはなれないので、数年はかかると理解しておく。
と、これくらいは普通にやる必要がありますね。
真面目な話、ここまで筋トレにコミット出来るのは凄いと思います。
男性でも中々できる事ではありませんので…
女性は筋トレとどう向き合うべきなのか。
女性が筋トレとどのように向き合うかについて考えてみましょう。
差別でもなんでもなく生物学的な違いから、女性は男性と別の視点で筋トレと向き合うべき。
筋トレは誰かと競うものでは無く、自分と向き合うものなので、自分の要素としての性別を理解するのは非常に重要だからです。
女性は多くの場合、男性より筋力・瞬発力では劣るものの、柔軟性の高いしなやかな筋肉を持っています。
筋肥大こそ難しいですが、女性らしさを残しつつ引き締まった柔軟性の高い体は美しく、男性からも羨望の目で見られるでしょう。
上記画像の女性は筋トレでは無くヨガをしている最中ですが、筋肉量は男性のトレーニーに比べたら少ないですが、しなやかで綺麗な体をしていますよね。
一つの例としては上記のような体を目指して女性は筋トレをしてみるのがいいでしょう。
(もちろんゴリマッチョを目指すのも選択肢として、理論上は可能ではありますが…)
人によって理想の身体は違いますから、ここで「正解はこれです!」と言い切る事はできません。
特異体質でテストステロンの分泌量が多く、男性並みに筋肉を付ける事が容易な女性がいるのも事実ですし、筋肥大に向かない男性がいるのも事実です。
女性だからと言って筋トレを恐れる必要もありませんし、男性と比べる事もないのです。
女性の身体を持った自分と向かい合ってトレーニングをしてみて下さい。
女性が筋トレを始めるにはパーソナルジムがおススメ!
ちなみに女性が筋トレを始めるのならパーソナルジムに一度はいってみましょう。
それが結果を出す近道だからです。
パーソナルジムでは、専門の知識を持ったパーソナルトレーナーさんがマンツーマン指導してくれます。
そこで筋トレの各種目の正しいやり方、全体的なメニューの組み立て方、安全管理、食事内容などを実践しながら学ぶ事が可能です。
そういった知識があると筋トレがより効果的になります。
もちろん、今の時代は「自宅で安価にできるトレーニング」みたいなものも沢山あります。
YouTubeでいくらでも情報は入ります。
しかし、所詮無料で手に入るものですから、自分向けにカスタマイズされている訳でも無いですし、自分の間違いや思い込みを正してくれるものではありません。
そういう意味では薄い情報、手法と言えてしまいます。
パーソナルトレーナーにジムで教えてもらう事は、自分に合った実践に基づいたテクニック・情報なので無料レベルのものとは鮮度が違うと言えるでしょう。
もちろんパーソナルジムに行くにはお金もかかりますが、投資として割り切る事が必要です。
また、パーソナルトレーニングジムの使い方は人それぞれで、最初にある程度基礎が出来たら独り立ちして、普通のジムに通い先を変更してもいい訳ですしね。
普通のジムに通うようになっても、分からない事などがあればパーソナルジムにまた通う事も出来ます。
一番怖いのは何も分かっていない状態で、自分一人でトレーニングを始めて何の効果も出ず辞めてしまって全てが無駄になるパターン。
それを避けるためにも、(運動経験が少ない女性は特に)パーソナルジムからスタートする事をお勧めします。
この記事のまとめ。
女性が筋トレをする事でムキムキでゴツくなるのではないか?という心配に対して答えてきました。
女性は男性と身長、骨格、ホルモンなどが違う関係で筋肥大は男性に比べて起こりにくいです。
なので、一般的な女性であれば普通に筋トレしたくらいでは、筋肉で体が大きくなる事はまあ無いでしょう。
(細く引き締まった筋肉にはなると思います)
もちろん、女性も筋肥大する事は可能ですし、その方法もあります。
が、その道は凄く大変なものであり、生活の全てを筋トレに捧げるくらいの覚悟は必要です。
女性がムキムキで太い体を筋肉で作るのは難しいですが、女性には女性の良さがあるので他人と比べる事無く自分なりに筋トレと向かい合って、自分の理想に近づいていきましょう。
(頑張っても女性がムキムキには中々なれないので、安心して頑張って下さい(笑))