キックボクシングと筋トレはどちらもメジャーな運動ですので、これから始める選択肢に入れている人も多いでしょう。
この記事ではボディメイクという観点からキックボクシングと筋トレはどっちが痩せるのか、オススメなのかという事を中心にお話していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
サマリー
キックボクシングと筋トレ、痩せるのはどっち?
アメリカよりもずっとフィットネス産業が遅れていると言われている日本でも最近はジムが増えてきました。
特にキックボクシングのジムと筋トレのジムはかなり増えてきたように思います。
ダイエット目的で通う人も多いこの2者ですが、どちらの方が「痩せる」と言えるのでしょうか?
結論から述べると(もちろん取り組み方にもよりますが)、一般的にはキックボクシングの方が痩せると言えます。
キックボクシングは有酸素運動の割合が多い競技だからです。
脂肪を削るという点にだけ集中すればキックボクシングの方が筋トレより痩せやすいでしょう。
一方、筋トレについてです。
こちらも取り組み方にもよるのですが、脂肪を削る有酸素運動よりもパワーをつけたり筋肥大を狙う無酸素運動の方が多いです。
筋トレによって代謝は上がるので中長期的に見れば脂肪が削れて痩せる事が出来ますし、体の好きな部分を鍛えたりもできるのですが、痩せるという点において言えばキックボクシングの方が一枚上手と言わざるを得ないでしょう。
で、ここから話を少し深めていきますが、単純に瘦せるスピードでいうとキックボクシングは筋トレよりも早いのですが、「どのように瘦せていくか」でも両者には違いが出てきます。
どんな体つきになっていくのかが違うという事ですね。
キックボクシングと筋トレ、痩せ方の違いについても触れていきましょう。
キックボクシングで痩せるとどんな体になる?
キックボクシングで痩せると基本的に脂肪が削れてかなり引き締まった体つきになります。
あまり筋肥大する事はなく、元々の体型をキープしたまま脂肪を削るという方向ですね。
下記画像は有名なキックボクサーである「ぱんちゃん璃奈」選手です。
引き締まった、脂肪の少ない体つきをしています。(試合前の計量直前の写真は一般の参考にはなりませんので、あえてそうではない通常時の写真を採用しています)
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どこかの筋肉が極端に発達する事もなく、全体的にシャープでカッコいいですよね。
もちろん、ぱんちゃん璃奈選手ほどのアスリートならキックボクシング以外でも筋トレもしているでしょうが、キックボクサーである以上トレーニングの中心はキックボクシングのはずです。
ですので、キックボクシング中心で瘦せるとこういう体つきになるという理想的な例と言えるでしょう。
筋トレで痩せるとどんな体になる?
次に筋トレ中心で痩せた場合、どんな体つきになるかですね。
筋トレ中心で痩せると(やり方にもよりますが)、出るところは出て締まるところは締まるという体型になります。
下記画像は有名な筋トレYouTuberのSAKURAさんという方です。
ぱんちゃん璃奈選手と比較すると肩回りが大きいのがわかりますね。
2枚目の画像ではお尻も引き締まりつつ大きいです。
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筋トレで痩せた方が少しだけたくましいという見方もできますね。
キックボクシングでの痩せ方も見事でしたが、筋トレで痩せた体も美しく魅力的です。
キックボクシングと筋トレは痩せたいならどっちがオススメなの?
ここまで「ダイエットで痩せる」という観点ではキックボクシングの方が脂肪の燃焼が多いので、痩せるのが早い。
筋トレでも痩せる事は出来、その場合はスピードは落ちるものののキックボクシングとはまた違った綺麗な痩せ方ができる、という事まで説明してきました。
では、結局のところ「痩せる」という視点では最終的にどっちがオススメなのかという事について述べていきたいと思います。
最速で痩せたいならキックボクシング。
痩せる事を急いでいる場合はキックボクシングで痩せましょう。
- 何らかの面接がある。
- 夏までに痩せたい。
- 〇歳までに痩せたい。
というようなタイムリミットを背負ってダイエットをする方も一定数いるはずです。
そのように時間制限がある場合、キックボクシングで痩せるのがオススメです。
時間制限があれば早く痩せないとダメですからね。
脂肪を落とすだけじゃなくて、カッコいい体になりたい。
キックボクシングで脂肪を落としてもガリガリになるだけじゃないのか?という不安ももしかしたらあるかもしれません。
ご安心ください!
キックボクシングは有酸素運動ではありますが、サンドバッグを叩いたりする行為は力もそれなりに使います。
なので脂肪を減らすのにも優れていますが、ある程度形を整えて痩せる事も出来ます。
(なのでキックボクサーはカッコいい体形の人が多いんです)
早く、かっこよく痩せる事が出来るキックボクシングは特に時間制限があるダイエットをしたい方には特におすすめです。
体をデザインしたいなら筋トレ。
一方で体をしっかりデザインしながら痩せたい場合は筋トレで痩せていきましょう。
(この場合、痩せるという表現も間違っていませんが、引き締めるという方がしっくり来るかもしれません)
筋トレならどの部位を鍛えて引き締めるという、スポット的な対応がある程度ですが可能だからです。
- ぷにぷにの二の腕を痩せさせて引き締めたいならベンチプレス。
- だるんとしたお尻を引き上げたいならデッドリフト。
というように、「こうするにはどうすればいい」というセオリーが理論的に完成しているのが筋トレです。
たくさん動いて全体的に脂肪が削れて高速で痩せるキックボクシングとはまた性質が違います。(もちろんキックボクシングも素晴らしいです)
もちろん、筋トレだけで痩せるのは時間がかかってしまうので、有酸素運動や食事制限は必要ですが、しっかりボディデザインしながら痩せられるのは筋トレと言えるでしょう。
理想は両方やる事。
キックボクシングと筋トレについて痩せるという観点から説明してきましたが、一番欲張りな理想論を言うなら両方やるのが最良の選択肢です。
- キックボクシングで楽しみつつ脂肪を削り、形を整えたい部位を筋トレでしっかり整える。
- キックボクシングという競技をする上で、自分の体の弱い部分(人によって違いますが)を筋トレで補強する。
というような柔軟な対応が可能になるからですね。
実際、キックボクシングの選手できれいな体つきをしている選手はしっかり筋トレもしているものです。
両方やるとお金がかかりますが、キックボクシングのジムには筋トレの用具が置いてあったりしますので、そういうのを利用するのもいいでしょう。
両方やる時間がない場合は、どちらが自分にいいのかをトレーナーに聞いてみるのが良いですね!
この記事のまとめ。
痩せる、ボディメイクという観点からキックボクシングと筋トレについて比較・説明してきました。
スピード感をもって痩せたいならキックボクシング。
しっかりボディデザインしたいなら筋トレがオススメです。
欲を言えば両方やるのがいいのですが、時間的に厳しい場合はトレーナーに相談して一番適した選択肢を選んでみて下さい。
また、キックボクシングジムの中に筋トレの設備があるところもあるので、そういうものを利用してもいいですね。