いじめは深刻な社会問題であり、多くの人が頭を悩ませていると思います。
いじめを何とかしたいと思ってキックボクシングを始めた人もいるのではないでしょうか?
本記事ではキックボクシングでいじめが予防出来たり、解決に近づけるのかという問題について述べていきたいと思います。
いじめ被害者の状況は様々ですが、一つの参考情報として読んでみて下さい。
サマリー
キックボクシングでいじめは予防できるのか?
キックボクシングはいじめ予防につながる。
考え方は色々あるとは思いますが、当サイトとしての見解は「キックボクシングはいじめ予防につながる」というものです。
それはキックボクシングを通じて体が強くなり、強い人と戦う勇気が養えるからです。
また、競技を通じて自分の弱さを知ることが出来、それがまた自分の強さにつながるはずです。
キックボクシングは素晴らしい競技ですが、原点まで分解してみると「殴り合い」「蹴りあい」です。
いじめの種類も様々ですが、殴り合いを普段から練習していれば強くなりますし、いじめ加害者も強い人を標的にはしにくいはず。
そう考えるとキックボクシングはいじめの抑止となると言えますね。
小学生、中学生時代を思い出してほしいのですが、いじめられている子の多くは体が小さかったり、気が弱かったり、体育が苦手だったりしたはずです。
それは人間の本能で「弱いものをいじめる」というものがあるからです。
なのでいじめられない為には強くなるべき。
もちろん、いじめ問題というのは加害者と被害者だけの問題ではなく、学校内なら学校や教育委員会、保護者など様々な人たちが関わります。
「本人が強ければいい」というのは少し単純な意見であり、実際はもっと複雑な事情が絡んでいる事もあるはずです。
しかしながら、学校も教育委員会も他人。
親ですらいじめの現場にはいませんし、その場で助けてあげられません。
法律や世間体など色々な問題はあるのでしょうが「社会全体でいじめをなくす働きをする」というのは理想論でしかないのです。
いじめられた被害者が救われる事はありません。
なので、ここでは難しい話はしません。無駄なので。
強ければいじめられない。
キックボクシングを通じて強くなれる。
よってキックボクシングはいじめ予防につながると言えるでしょう。
いじめられていた有名キックボクサー。
ここでは過去にいじめられていたけれども、キックボクシングを通じていじめを克服できた有名人を紹介していきますね。
キックボクサーとして今では一流である彼らもいじめ被害にあっていた事がありました。
そして、キックボクシングで鍛える事で強くなり、いじめられなくなったのです。
佐々木大蔵(第4代Krush-63kgチャンピオン)
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2022年6月時点で9連勝中と勢いに乗るKrushチャンピオンの佐々木大蔵選手も実は過去にいじめにあっていました。
以下、佐々木選手本人のコメントです。
第4代Krush-63kg王者の佐々木大蔵です!
(中略)
僕は中学1年の時に部活内でのいじめが原因で不登校になってしまいました。
家中はどんよりした空気が漂っており、そんな時に父が近くにある、ジム・道場を探してきてくれて、家族全員で見学に行きました!それがK-1GYM DRAGON(旧:龍道場)です!
(中略)
ちょうど学校も夏休みに入って、毎日開館と同時に道場入り、閉館と同時に道場を出ての毎日を繰り返していました!
そんな毎日はあっという間で気づいたら夏休みが終わり、いざ学校! 何も怖くはなく、強い気持ちで学校に通う事が出来て、いじめを克服する事が出来ました!
佐々木選手ほどのキックボクサーがいじめにあっていたというのは意外ですよね。
裏を返せば、今いじめられている子がいたとしても本人の努力次第で克服できるし、世界的なキックボクシングのチャンピオンにもなれるという事です。
この事実は大きな心の支えになるのではないでしょうか?
野杁正明(K-1 WORLD GPを2階級制覇したチャンピオン)
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意外な事にあの野杁正明選手も小さい頃はいじめにあっていたそうです。
(世界最強と言われる野杁選手がいじめられていたというのは信じられない人も多いのではないでしょうか?)
高校1年生の時にプロデビューした野杁は、今年22歳という若さながら、アマチュア時代を含めると、かなり試合数をこなしているキャリアの持ち主。そんな格闘技一直線人生は、意外なきっかけで始まった。
「僕、小さいころいじめられっ子だったんです。何の理由もなくいじめられていて、学校に行くのが本当に嫌だった。ある日、また連れ出された時に、たまたま兄の友達で、のちに入門することになる道場の会長の息子さんが通りすがって、いじめを止めてくれたんです。その子が空手をやっているのは知っていたので、かっこいいなってあこがれて、すぐに親に空手を習いたいと言いました。それで、小学校2年生で空手を始め、中学校2年生でキックボクシングに転向したんです」
野杁選手は小さい頃にいじめにはあっていましたが、それがきっかけで武道(キックボクシング)の道に入り、今ではいじめとは無縁の世界チャンピオンです。
格闘技を通じて強くなり、いじめを克服どころか世界的な名声を得るまでに成長した例と言えるでしょう。
つまり、格闘技にはいじめに負けない力を養う可能性がある。
そういえるのではないでしょうか?
キックボクシングも道を間違えるといじめ加害者になる。
武道は素晴らしい。
キックボクシングを通じて強くなり、いじめを克服できる大きな可能性があります。
しかしながら、その力の使い方を間違えるといじめの加害者になってしまう事も。
下記動画は格闘技(キックボクシング)経験者と思われる高校生が無抵抗の人に暴行を加えるもの。(嫌いな方は閲覧しない事をおすすめします)
これ、間違いなく傷害事件ですよね…
一部の情報によると、殴ってる方はK-1をやってる高校生、とのこと… #拡散希望 #事件 #暴力 #高校生 pic.twitter.com/MrWnhLNxNu— 時事ネタ速報 (@xZ4AnVtwMBUGf0m) May 1, 2019
もちろん、この動画だけでは事件の全容は分かりません。
動画内での被害者が先に何かひどい事をした可能性も十分あります。
大切なものを奪われたら戦うという選択肢は100%間違いとも言えませんので、これだけを見て加害者が悪いとも言えません。
この動画を見て感じて欲しいのは、キックボクシングをやっていれば一般人など相手にならないくらい強くなってしまう、という事。
上記動画内で正義がどちらにあるのかは分かりませんが、キックボクシングをやっている人間が武道未経験の人間をボコボコにしていじめるくらいなんでも無いという事は分かると思います。
キックボクシングをやって強くなっても、精神も強く正しくないとその力を間違った方向に使ってしまうかもしれない。
キックボクシングでいじめを克服できるかも知れませんが、一方で加害者になってしまう可能性もあるのです。
被害者にもならず加害者にもならない人を助けるキックボクサーになるには?
いじめの被害者にはならない。
いじめの加害者にもならない。
いじめられている人を見たら助けてあげられる。
そんな人として強いキックボクサーになる為にはどうしたらいいのでしょうか?
これも一言で答えるのが難しい問いではあるのですが、あえて言うのであれば「良いジム、いい仲間」を選ぶ事です。
良いジムは練習を真剣に行い、挨拶もしっかり行い、仲間とのつながりが強く、健全な肉体と精神が養われます。
そういう場で培われた肉体と精神の持ち主は、いじめ被害者を守る事はあっても加害者になる事はないでしょう。
万が一、道を踏み外したとしても周りの仲間が引き戻してくれるはず。
なので、いじめを克服し、いじめ加害者にならない為にも正しい指導をしているジムに入りましょう。
素晴らしいジムというのは、SNSなどをチェックしているだけで大体わかってきます。入会希望なら事前にジムのSNSは徹底的にチェックしてみると、はずれを引く可能性を抑える事が出来ますよ。
この記事のまとめ。
キックボクシングがいじめの予防につながるかどうかという論点について述べてきました。
結論としてはキックボクシングはいじめを予防できますし、いじめを克服できる強さを養う事が出来ます。
(他の武道でも同じことが言えますね)
今では世界的に有名なキックボクシングのチャンピオンも、小さい時はいじめられていた人もいました。
ですが、キックボクシングを通じて強くなり、いじめを克服しています。
だから、今いじめられている人もキックボクシングを通じて必ず強くなり、いじめに勝つことが出来る!
そう言えるでしょう。
もちろん、キックボクシングで強くなってもその力の使い方を間違えると加害者になってしまう事もあります。
そうならない為にも正しい指導をしていて、いい仲間がいるジムに入会しましょう。
キックボクシングは人生を輝かしいものにしてくれる素晴らしい競技であり、武道です。
ぜひジムの門を叩いてみて下さい!