スクワットをしている時、バーベルが当たっている首の後ろが痛いと思った事はありませんか?
ここではスクワットで首の後ろが痛い時の原因や対処法、クッションでの保護などについて触れていきます。
楽しく効果的にスクワットをする為にもぜひ参考にしてみて下さいね!
サマリー
スクワットで首の後ろが痛い原因は?
特に筋トレ初心者に言えますが、重いバーベルを担いでスクワットを行うと「バーが当たって首の後ろが痛い!」と感じる人は少なくありません。
バーが変な当たり方をしているのではないけど、何故かスクワットをすると首が痛い!という場合もあります。
スクワット時に首後部が痛くなる原因として主なものをまとめると
- 慣れていない。
- フォームがおかしい。
- 首に異常がある。
というような事になるでしょう。
慣れていない。
まず一番最初に挙げられるのが、慣れです。
バーベルスクワットという種目自体に体が慣れていないとバーが当たっている首の後ろ(付け根部分)が痛く感じる事はあります。
何でもそうなのですが、慣れが必要です。
新しい刺激に対して体が敏感な反応をしてしまう事はよくあります。
スクワットはかなりキツイ種目なので、首も痛くなるし、他の部分も満身創痍になってしまうかも知れません。
ただし、筋トレ初心者の場合は効いている筋肉を意識するのが、まだ上手とは言えない段階なので直接的にバーが当たっている首を強く意識してしまい、痛みを感じる事があるという事です。
フォームがおかしい。
フォームがおかしいと、本来下半身を中心にかかるべき負荷が首にかかってしまい、無理をして首でバーベルを支える形になってしまっている可能性があります。
そうなるとバーが首に当たっている・当たっていないの問題では無く、首の筋肉に負担がかかり過ぎていて痛むという事があります。
バーベルを載せる位置、正しいフォーム(上半身を前に倒し過ぎていないか等)をもう一度確認してみましょう。
この点はテキストだと説明しにくいのですが、分かりやすい動画がありましたので紹介しておきます。
スクワットに限らず、筋トレはフォームが命。
フォームが駄目だと効果も減りますし、身体に異変・異常が起きたりもしやすくなります。
特に現状で既にスクワットで首が痛いのでしたら、上手い人のフォームを神経質なくらいチェックして真似してみる事をお勧めします。
首に異常がある。
筋トレとは別次元の話になりますが、首に異常が元々ある状態ならスクワットで更に首が痛くなる事は十分考えられます。
ヘルニア、むち打ち、打撲、その他の病気などの可能性もゼロとは言い切れません。
心当たりがある場合は、その方面も考えておくべきかもしれませんね。
スクワットで首の後ろが痛い時の対処法。
スクワットで首が痛くなってしまう場合の対処法ですが、原因別にまとめてみました。
- 慣れる。→慣れるまでどうすべきか?
- 正しいフォームを身に付ける。→正しいフォームが身に付くまでどうすべきか?
- 首の異常を治す。→首の異常が治るまでどう過ごすべきか?
ある意味では当然すぎる事ですが、油断していると無視してしまう事ですので注意しましょう。
慣れるまでどうするべきか?
スクワットで首が痛い原因が「慣れていない」という事なら、慣れるしかありません。
とは言っても、「このままでは痛くてスクワットに慣れるとかそういう話じゃない!」となりますよね。
そこで基本に立ち返りましょう。
スクワットに慣れていないのなら、慣れるまで・正しいフォームを身に付けるまで軽い重量で行いましょう。
これが全てです。
ジムは力持ち自慢をする場所ではありませんし、筋トレは脳ミソ筋肉でやるものではありません。
慣れてないなら、慣れるまで負荷を軽くする。
そして少しずつ重さを増やしていく。
超基本事項なのですが、意外と忘れている人もいるので気を付けましょう。
正しいフォームが身に付くまでどうすべきか?
こちらも基本的というか当たり前すぎるのですが、フォームが悪くて首が痛くなっているのなら正しいフォームを身に付けましょう。
- スクワット解説動画などをしっかりチェックしてまず、目で正しいフォームをインプットする。
- その後、スマホで自分のフォームを撮影して動画でチェック。
- 重量が重すぎてフォームが乱れているなら軽くする。
という具合で徹底してフォームにこだわります。
重さとか「効いているか」という事はもはや二の次でかまいません。
首を痛めて筋トレが出来なくなったり、日常生活に支障が出る方が問題です。
スクワットで首が痛くなるなら、神経質な位にスクワットのフォームにこだわりましょう。
首の異常が治るまでどう過ごすべきか?
首になんらかの異常がある事がわかったら、ジムに行きたい気持ちは分かりますが、休みましょう。
スクワットをしてる場合じゃないです。
これも超基本ですね。
ジムに行けない事で不安にはなるでしょうが、身体を治すのが先です。
オフの期間もプロテインをしっかり飲むことで、ケガなどは治りが良くなります。
プロテインをちゃんと飲んでいると筋肉も落ちにくいです。
ジムワーク以外でも出来る事はありますので、それをやりつつ首の回復を待ちましょう。
スクワットで首の後ろが痛い時はクッションで保護するのも有効?
スクワットで首が痛いなら、クッションをバーに付けて保護するのもありですね。
下記動画ではバーにクッションがついているのがハッキリわかると思います。
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バーにクッションを付ける対処法は根本的な解決にはなりません。
ですが、スクワットに慣れたり、フォームを改善したり、筋力がついたりして首の後部が痛くならないようになるまでのサポートとしては一定の意味があります。
使えるものは使った方が良いので、バーにクッションを付けて首の痛み対策をする事も検討してみて良いでしょう。
ただし、
- クッションがある事でバーと体の位置関係が微妙に変化したりするので、フォームへの影響もゼロではないという事。
- 根本的な解決にはならない事。
- 大会などではクッションの使用が認められていない事。
などは理解しておきましょう。
ちなみにどうしても解決できない時は別の種目を採用するのもアリ。
スクワットをすると首が痛くなる現象がどうしても克服できない場合、別の種目を採用するのも選択肢のひとつです。
誤解を恐れずに言うと、スクワットでの首の痛みなどすぐにクリア出来てしまいますし、そうならないとダメとも言えます。
ただし、人には向き不向きというものがありますので、どうしてもスクワットが合わない・首が痛いという場合は別の種目で代用する事も可能です。
例えばデッドリフトはスクワットと鍛える事が出来る箇所が非常に似通っています。
ですので、スクワットが苦手ならデッドリフトをメニューに取り入れるのは効果的と言えるでしょう。
ただしデッドリフトだけだとどうしても脚の下部の鍛え方が甘くなります。
それを補う為にレッグプレスなどの種目を取り入れるべきですね。
またスクワットは首の後ろにバーベルを担がなくてはいけないという事はありません。
首の前でバーベルを持つフロントスクワットと言うバリエーションも存在します。
フロントスクワットは手首が固いと手首が痛くなったりしますが、軽い重量で大腿四頭筋やふくらはぎを鍛える事が出来ますので、通常のバーベルスクワットが出来ないのであれば、検討してみてもいい種目です。
スクワットは素晴らしい種目で体の重要な部分を沢山鍛える事が出来ますが、代用種目が無い訳ではありません。
首の痛みがどうしても無理!という場合は、他の種目にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
この記事のまとめ。
バーベルスクワットを行うと首が痛くなる場合があります。
それはバーが首の後ろに当たって痛みが出ている事もありますし、フォームの乱れから首に強い負担がかかっているからかもしれません。
そのような時は重量を軽めに設定し慣れていくか、正しいフォームを徹底して身に付けるべきでしょう。
もちろんですが、首そのものに異常がある時はスクワットではなく筋トレ自体をお休みするべき。
バーにクッションを付けるというのも痛みを軽減する上では有効ですが、根本的な解決にはならない事を理解しておきましょう。
また、スクワットが出来なくても代わりの種目を組み合わせる事で、スクワットで鍛えられる筋肉をしっかり鍛える事が可能です。
デッドリフト、レッグプレス、フロントスクワットなど色々な種目が代用になります。
スクワットは素晴らしい種目です。
ちゃんと出来るように軽めの重量から取り組んでいけば、首の痛みは問題なくクリアできるとは思います。
この記事がその為の参考になったのなら、これに勝る喜びはありません。
素晴らしい筋トレライフを!