ダイエットを頑張っているものの停滞期に入ってしまい、焦っていませんか?
ここではダイエットの停滞期の乗り越え方やいつからいつまで続くのかと言った内容について触れていきます。
停滞期という長くて暗いトンネルを抜ける為にもぜひ最後までお読みください。
サマリー
ダイエットの停滞期について!いつからいつまで続くのか?
ダイエットの停滞期とは何か説明。
ダイエットの停滞期とは「ダイエット中に体重が落ちなくなってしまう期間」の事を言います。
運動と食事管理によって脂肪を削る事で体重を落としている時期に、それまでは順調に経過とともに体重が落ちていたのに、ある日を境に体重が落ちなくなってしまう事があるのですね。
一口に停滞期と言ってもその原因は人それぞれな部分がありますが、代表的なものについて説明していきますね。
停滞期の原因:ホメオスタシス
ダイエットの停滞期の原因として、まず一番最初に挙がるのが「ホメオスタシス」(恒常性維持機能)ですね。
私たち人間の身体にはホメオスタシスという恒常性維持機能が備わっています。
ホメオスタシスとは要は「そのままの状態で居続けようとする働き」です。
例えば
- しょっぱいものを食べて体内の塩分濃度が上がれば水が欲しくなる。(塩分濃度を薄めようとしている)
- 運動をして体温が上がれば汗が出て体温を下げようとする。
というものがホメオスタシスの代表例ですが、これが体脂肪率や体重にも起こるのです。
ダイエットによって急に体重が落ちてしまうと、ホメオスタシスが働き「そのままの体型(体重)で居続ける」ようになります。
これがダイエットの停滞期の原因のひとつですね。
ホメオスタシスは人間の基本的な機能なので、ダイエットの停滞期は誰にでも起こると言えるのです。
停滞期の原因:筋肉が増えてる・減ってる
ダイエットの停滞期の原因としては筋肉量の増減も挙げられます。
例えば今まで全く運動経験が無い方が、パーソナルトレー二ングなどでキツイ筋トレをしながらボディメイクに臨んだとします。
すると多少なりとも筋肉量が増加します。
筋肉は脂肪よりも重いので、パーソナルトレーニングによって脂肪が減っていたとしても、筋肉が増加していれば体重が落ちていない様に見える事がある訳です。
これは正確に言うとダイエットの停滞期では無いでしょうが、ダイエットをしているのに体重が落ちない原因とは言えますね。
また間違ったやり方でダイエットをしている場合、栄養不足によりどんどん筋肉が細く衰えてしまい、体の代謝が悪くなり脂肪が減らずに体重が落ちなくなる事があります。
これは体にも悪いし、ダイエットも失敗しますので、このような停滞期になったら栄養管理や運動などの方法を見直す必要があるでしょう。
停滞期の原因:生理
女性が生理になるとホルモンバランスが乱れ、体重が落ちなくなります。
また、生理で体調が悪くなり運動が出来なくなる人も。
これはダイエットの停滞期の原因となり得るものです。
ダイエットの停滞期はいつからいつまで続くのかについて。
ダイエットの停滞期がいつからいつまで続くのかについて述べていきますね!
ダイエットの停滞期はいつから始まる?
ダイエットの停滞期がいつから始まるかですが、これは個人差があるところです。
ただし一般論で言えば、体重の5%減量したくらいから。
またはダイエット開始から1ヶ月くらいから、というのが一つの目安と言えるでしょう。
ダイエットの停滞期はいつまで続くものなのか?
ダイエットの停滞期がいつまで続くかについてですが、これも個人差が大きい部分です。
ただし、原因によって大体の目安は分かります。
前述した
- ホメオスタシス
- 筋肉量の増減
- 生理
のそれぞれに分けて述べていくと…
ホメオスタシスが停滞期の原因の場合、2週間から2ヶ月が相場だと言われています。
筋肉量の増減が原因なら、筋肉が増加している場合は停滞期とは言えないので気にしなくてよいケースが多いでしょう。
筋肉が減ってしまっている事で体重が落ちなくなっているなら、まずは身体を元の健康な状態に戻す事です。
その場合は停滞期の期間がどれくらいと一概には言えません。
生理が原因でダイエットが停滞しているのであれば、生理が終われば問題はおのずと解決に向かうでしょう。
ダイエットの停滞期に入ると不安になりますが、いつからいつまで続くかは原因次第。
そして冷静に考えれば、必ず合理的な正解が見つかりますので一人で悩み過ぎないのが重要ですね。
ジムのトレーナーに相談してみるのもいいですよ!
ダイエットの停滞期の乗り越え方とは?
ダイエットの停滞期は気持ちが参ってしまったり、体が疲れたりしていてモチベーションが落ちてしまう時期です。
この時期に「やっぱり駄目なんだ…」と諦めてしまうと、それまでの努力が全て水の泡に…
そこで、ダイエットの停滞期の乗り越え方について述べていきますね!
こちらは本当に色々な方法がありますが、大きく分類すると下記の4つでしょう。
- トレーナーと相談する。
- 停滞期は自然の摂理と認識し淡々と継続する。
- トレーニング内容を見直す。
- 食事を見直す。
トレーナーと相談する。
まず、一番簡単でおススメしたいのがトレーナーと相談する事です。
当たり前すぎるかも知れませんが、自分の身体の事を良く知っている専門家に相談するのが一番効果的です。
もちろん当サイトも正しい情報を読者に伝えるべく最大限の努力はしますが、やはり一人一人に向き合っているトレーナーには敵わない部分がありますから。
停滞期は自然の摂理と認識し淡々と継続する。
前述したように、停滞期の主たる原因としてホメオスタシスが挙げられます。
ホメオスタシスは誰もが備えている身体機能なので、ダイエットの停滞期が訪れるのは自然の摂理・宿命と理解しましょう。
少なくともそう理解していれば、精神的ダメージはかなり抑えられます。
ホメオスタシスが原因で停滞しているとすれば2週間から1ヶ月半もすれば、乗り越える事が出来、また体重が減少傾向に戻るはず。
停滞期について正しい認識があれば乗り越える事は容易でしょう。
トレーニング内容を見直す。
同じトレーニングを続けていると、体がそれに慣れてしまいだんだんと効果が下がっていく事があります。(これも一種のホメオスタシスと言えますね)
なので停滞期に突入したと思ったらトレーニング内容を変えてみましょう。
- 有酸素運動を長めにしてみる。
- トレーニングの強度を上げてみる。
- HIITトレーニングを導入する。
- バーベルではなくダンベルトレーニングにしてみる。
- トレッドミルではなくクロストレーナーを使ってみる。
- 新しい種目を試してみる。
という風に変化を付けてみると、単調になっていたトレーニングがまた新鮮に感じられます。
精神的にも継続しやすくなりますし、また体が刺激をしっかり受けるようになりますので、停滞期突破の糸口となるでしょう。
食事を見直す。
ダイエットの停滞期は「しっかりと運動をして栄養管理しても体重が減らない時期」です。
つまり体が栄養を吸収しやすくなっている時期とも言えます。
なので、例えば炭水化物を減らしてタンパク質を増やすなど、ダイエットに悪影響の栄養を減らしダイエットにプラスになる栄養素を多く摂取するようにします。
こうする事で体がより効率的に栄養素を吸収してくれ、停滞期を打破する事が出来るでしょう。
それって本当にダイエットの停滞期ですか?
そして、最後にとても重要な「ダイエットあるある」について話しておきますね。
統計をとっている訳ではありませんので具体的な割合は不明ですが、「停滞期だ~!」と騒ぐ人の中に一定数いるのが「単にさぼっているだけの人」です。
要は「ダイエットをしている」と言いながら、陰でお菓子を沢山食べていたり、運動をさぼっていたり。
そういう人達の体重が落ちないのは当然です。
それはダイエットの停滞期とは言いません。
単純にダイエットをしてすらいないだけ。
少し厳しい言い方になりますが、ダイエットは自己管理です。
さぼるも食べるもその人次第。
いくら優秀なトレーナーがついても、ジムが最高の環境を提供しても、陰でポテトチップスを毎晩食べたら絶対痩せません。
ジムに行かなければ綺麗なボディラインは手に入らないでしょう。
陰でさぼって怠惰な生活をしているのに停滞期を結果が出ない言い訳にしてしまうのはよくありません。
もし、あなたがダイエット中で中々結果が出ていない場合、胸に手を当てて本当にそれが停滞期なのかは考えてみて下さい。
この記事のまとめ。
ダイエットの停滞期とは、真面目に取り組んでいるはずなのに体重が落ちなくなってしまう期間の事です。
体重の5%が落ちてきたり、ダイエット開始から1ヶ月くらいで停滞期に入る人がいますが個人差があります。
またその終わりの時期も原因次第ですが、ホメオスタシス(恒常性維持機能)で停滞期になっているなら2週間から1ヶ月半程度が目安ですね。
停滞期を乗り越える為には、トレーナーと相談したり、そもそも停滞期について「起こるのが普通」と認識しておくべきです。
トレーニングや食事の見直しをするのも有効。
そして、ダイエットで体重が落ちなくなった時、本当にそれが停滞期なのか。
単にさぼってしまっているだけでは無いかという事は自問自答してみて下さい。
厳しい言い方ですが、ダイエットは生活習慣を変える行為なので決して楽ではありません。
停滞期を乗り越えて目標を達成できるように頑張れる人だけが成功できる世界なのです。