パーソナルジムを経営していく中でトレーナーのSNSは集客の上で非常に重要です。
ここではパーソナルジムのトレーナーが集客の上でやるべきSNSやその周辺情報について説明していきたいと思います。
上手く使えばSNSは最強の武器にもなりますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!
サマリー
パーソナルジムジムトレーナーは集客の為にSNSをやるべき!
パーソナルジムのトレーナーさんは絶対にSNSをやるべきです。
それはSNSが集客という面で非常に高い効果を持っているからです。
(というか令和のこの時代にSNS集客をしないビジネスは勝負を捨てているか、よほど特殊な業界しかないのでは無いでしょうか?)
パーソナルトレーナーさんがSNSをやるべき・やらなければならない理由は星の数ほどありますが、ギュッと集約すると下記の2点です。
- SEO集客より簡単で手軽!
- 集客効果が高い!
SEO集客より簡単で手軽!
SEO集客というのは、普通に自分のジムのHPを作成し「○○市 パーソナルジム」という風に検索してくれてきたお客さんを待つというものです。
SEO集客にもメリットは沢山ありますが、欠点としては非常に大変で労力がかかるという事が挙げられます。
例えばホームページを作って集客する場合は、ちゃんと文章を考えて書かないと検索エンジンに評価してもらえず、検索結果に表示されにくい事も多いです。
その他、画像の有無や外部リンク、内部リンク、直帰率などなど色々な事を裏方で考えないとダメな世界。
ホームページ作成の周辺知識やコンテンツを考えたり自分で作成したりするのは、慣れない人にとっては大きなハードルとなるでしょう。
しっかりやろうと思うとSEO集客は費用もかかりますしね。
しかし、SNSでの集客はもっと手軽に簡単で手早く出来ます。
極端な例ですが、SNSで「お店作ったから来てね!」とつぶやくだけで、ある程度の数の人の目には触れるのです。(SEO集客だったらそんな事は絶対にありえません!)
また、画像や動画の加工・投稿も一瞬で出来る仕組みが完成しているのがSNSです。
専門知識が無くても全然出来る訳ですね!
専門知識不要であり、誰でも出来る簡単な操作でSNSのアカウントを作成でき、その日からガンガン集客できるというのはSNS集客の大きな強みではないでしょうか?
集客効果が高い!
また、SNSは集客効果が非常に高いです。
特に近年は検索エンジンの検索結果の信頼が低下し、逆にSNSの信頼性が上がってきています。
検索エンジンで出てくる企業発信の情報ではなく、嘘偽りのないリアルな情報を求め、一般ユーザーは当たり前のように、SNS上の他の一般ユーザーの投稿を信用し、消費活動をしています。
ジムの顧客となる可能性のある層がSNSの情報を重視して物事を判断している傾向があるのなら、パーソナルジムとしてもSNSに真剣に取り組まない理由がありませんね!
パーソナルジムトレーナーが集客の為にやるべきSNSは?
という訳で、パーソナルジムでトレーナーさんがSNSをやるとしても何をやるべきかは重要です。
現在は非常に多くのSNSが存在しており、それぞれアプローチの方法が違いますし、ターゲットも分かれているからですね。
戦略的にSNS集客するのであれば、自分のジムが求めている事を実現しやすいSNSを選びましょう。
顧客の年齢層から選ぶ。
まず、狙っているお客さんの年齢層からSNSを選ぶのは超重要です。
下記表では総務省発表の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を元に年代別のSNSの使用率をまとめました。
13歳から69歳までの男女1,500人にアンケート調査を行った結果が下記となります。
10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | |
67.6% | 79.8% | 48.4% | 38.0% | 29.6% | 13.5% | |
69.0% | 68.1% | 55.6% | 38.7% | 30.3% | 13.8% | |
TikTok | 57.7% | 28.6% | 16.0% | 11.7% | 7.7% | 6.0% |
YouTube | 96.5% | 97.2% | 94.0% | 92.0% | 81.2% | 58.9% |
LINE | 93.7% | 97.7% | 95.6% | 96.6% | 85.4% | 76.2% |
19.0% | 33.8% | 48.0% | 39.0% | 26.8% | 19.9% |
データ元:総務省 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 【令和2年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)
※30%未満のデータは赤字にて記載。
※80%以上のデータは黄色にてマスを塗りつぶし。
※60%以上80%未満のデータは薄い黄色にてマスを塗りつぶし。
上記データから分かる事の例を挙げると…
- 60代以上をターゲットにするのなら、そもそもSNS集客は効果的でない可能性があるが、それでもYouTubeとLINEは一定数のユーザーがいる。
- YouTubeとLINEは50代以下の世代でほとんどと言っていい程の割合で使用されており、集客するなら必ずやっておきたい。
- TikTokは10代の使用率が高いが20代以降ではガクンと使用率が落ちる。
- Twitterは20代は80%近くがやっているが10代では70%を切っており、それ以外の世代では半分にも満たない。
- Instagramは30代までは過半数がやっているが、40代以降になると急激に使用率が落ちる。
- Facebookは30代と40代から親しまれている。
という事が分かりますね。
パーソナルジムと言ってもターゲット層はそのお店に依るでしょうから、自分のお店にあったSNSを選ぶべき。
- 20代・30代のお客さんに来て欲しいのにTikTokを頑張っても、無駄な努力と言えるでしょう。
- 「シニアパーソナル」みたいな方向で行くならSNSよりも回覧板や市報などがいいかも知れません。
- 働き盛りの30代40代をターゲットにするならFacebookが良いかもしれない…
という風に、SNSの使用率から戦略を建ててみるべきですね!
事業との相性から選ぶ。
そのSNSでどんな事が出来るのか。
それが自分のパーソナルジムと相性がいいのか、も考えるべきです。
パーソナルジムという業種の特性上、写真や動画で視覚的に訴える方が効果的という考え方は間違っていないでしょう。
カッコよく、綺麗な体の画像。
楽しそうなジムの様子などを動画でUP。
そういうのはInstagramが向いていますね。
逆にちょっとマニアなジムなら、文章でトレーニングのマメ知識を発信し続けるという事でTwitterも良いかも知れません。
SNSの年代別の使用率だけでなく、そのSNSが何に向いているかを見極めるのも必要ですね。
SNSでの集客に於いて注意すべき事!
SNSでの集客で注意すべき事について述べていきますね。
状況やタイミングによって色々な事に気を配って運営しなくてはいけないのはSNSだけではないのですが、「ここだけはSNS運営上しっかりと認識しておきたい」というのは下記の2点。
- 集客用SNSは個人のSNSではない。
- 更新を怠るべからず。
集客用SNSは個人のSNSではない。
ジムの集客としてSNSを使うのですから、個人のSNSではないという事を強く認識しておかないと失敗します。
例えば、機嫌が悪い時にSNSで暴言を吐いてしまったら一気にお客さんが離れてしまうでしょう。
また、ジムの集客用のSNSで過度にトレーナーの自分語りをしてしまうのもNGです。
お客さん(見込み客)はそのジムの雰囲気や通うメリットが知りたい訳であり、ナルシストなトレーナーが居るジムは敬遠するかも知れません。
欲を言うと、見込み客やお客さんからSNSでコメントやリアクションが合った時は、反応したいですね。
そうする事で気持ちの上での繋がりが生まれて、営業上も上手くいきやすいでしょう。
個人のSNSではないのですから「俺はそういうのめんどくさいから…」というのは通用しないのを認識すべきです。
更新を怠るべからず。
SNSをあまりにも長期間更新していないと、非常に印象が悪いですね。
1ヶ月くらいならまだありうるでしょうが、半年、1年とSNSが放置されていると「このジムってホントにやってるのかな?」と思ってしまう人もいるかも知れません。
そういう意味ではSNS全てに手を出すのではなくて、自分で管理できる範囲のものに絞って始めるのがいいかも知れませんね。
この記事のまとめ。
パーソナルジムをやるなら必ずSNS集客をすべきです。
SEO集客も素晴らしいですが、SNS集客もメリットが非常に大きい。
どちらもやるのがベストですが、専門知識や余力がないならまずはSNS集客から始めてみて下さい。
どのSNSを使うかはそのお店のターゲット次第。
10代ならTikTokが多いですがFacebook以外のなんでも効果はありそうです。
20代ならTwitterとInstagram。
30代と40代はFacebook。
50代以上はSNSをやっていない人も多く、60代以上はそもそもSNS集客の是非を考えるべき。
LINEとYouTubeは全ての年代で親しまれています。
こういった各SNSの使用状況を頭に入れつつ、あくまでも集客用であり個人用ではないという事を踏まえた上で、お客さんが更新を楽しみにしてくれるようなSNS運営をしていきましょう!
きっとあなたのジムの強力な武器になってくれるでしょう。
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